広谷順子
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第12章 喫茶店文化

高校は吉祥寺からほど近い場所にあり、ちょうど吉祥寺がどんどん変わっていく頃だったので、とても刺激的で卒業後もずっと吉祥寺界隈で過ごしていました。

壱番館 ―
この店を知ってコーヒーはブラックで飲めるようになり、家でもサイフォンで沸かすようになりました。ホットサンドの美味しかった事!今もランチに良く食べますが、この頃はホットサンドメーカーを使ったサンドはここだけでした。
この店で知り合った構成作家で演出家の宮下康仁氏とは今も仲良くさせていただいています。スピーカーから流れる曲に耳を傾けて、バリーマニローやボズスキャッグスなどと出会ったのもここ。

ホワイトハウス ―
コーヒーが50円の日があったり、分厚いトーストにバターをたっぷり十字に切り込みを入れた部分までとろりと塗って食べる美味しさを知りました。
ここでは主にソウルミュージックを聞きたい日に。
スタイリスティクス、ダイアナロスなどにはまりました。

ボガではジャズ。赤毛とそばかすではロック。。。
他にも渋谷のウェストコーストの店など、あらゆる音楽を喫茶店文化で学んだと言っても過言ではないと思っています。

そして今も吉祥寺に存在するSometimeで、オーナーであった伝説の野口伊織さんにオーディションをしていただき、同系列のHam & Egg Clulbと言うお店で初めて弾き語りのアルバイトをしました。
オリジナルにカーペンターズ、スティーリーダン、キャロルキングなどをレパートリーに!

また公園側に降りた直ぐの所にあった好味屋でもバイトをしていて、今でもここのパンとケーキとソフトクリームはこれまで食べたどこの物よりも美味しかったと思っています。
チェーン店の台頭でクローズしてしまいましたがもう一度食べたい思い出したい味です。

Single
「Shell Blue Eyes」
1983年 release
  • 収録曲
  • A.Shell Blue Eyes
  • B.Leaving Home
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