第6章 小学生時代
今日まで生きてきてわかった事の一つに物凄く くじ運が悪いと言う事があります。
買い続けた宝くじもとうとう大きな当たりを見る事もなく、街中の福引きなどは
ほぼ白玉のハズレばかり。
そんな私が小学校の受験で東京学芸大学附属小金井小学校の入試に挑む事となりました。
1次2次試験は合格!ところが3次は何故か抽選。
この頃はまだくじ運が悪いなんて知らなかったし〜〜。そして見事ハズレ!
このハズレは私の人生の一番最初の私に対するハズレくじだったと思います。
がっかりした母は諦めきれずに補欠試験を受けさせます。それは見事合格して
1年の2学期から母念願の学芸大学附属小へ編入となりました。
大学の敷地内に立つ校舎はとても綺麗で食堂もあり、
運動場も3つもあってその二つはコンクリート。お洒落な制服もあり毎年の林間学校、臨海学校も充実していて
私はこの学校がとても好きになりました。
ハズレを出しながらもここへ入れて貰えたことは教育ママに心から感謝しています。
学校では親睦を図るために、お誕生会がそれぞれのお家で開かれて本当に沢山呼んでいただきました。この日は親も腕をふるってご馳走を作ったりお菓子を配ったり、、
それぞれがプレゼントを持参して来てくれて思いっきり遊んで夢のような1日です。
3年生の時、両親が府中にマイホームを建てたので、この年の誕生日にはこれまでお呼ばれした友達をみ〜んな2日に分けてご招待しました。
山のようなプレゼントの中に忘れもしない自転車の補助輪があって、嬉しくて
早く乗りたいとご近所さんから自転車を譲り受けさっそうと走り回りました。
風を切って走る爽快さに時間を忘れて、、やがてあたりは暗くなり、、
そして帰路につこうとした時ガタン!どういうわけか補助輪が道端のドブに脱輪!
転倒してしまいました。ウワァ〜ン!泣いたかどうだったかは思い出せませんが、きっと大した事ではなかったかもしれないその時の思いがけない恐怖感がトラウマとなって、その日以来自転車に触る事もなくなってしまいました。
その後、大人になって時々思い出すあの風をきる爽快感にもう一度トライしてみようと
主人と練習した事がありました。
ところがどうしても曲がる事が出来ない!
そしてとうとうまたもや転倒!
この時は顔面打撲で唇を切り前歯にヒビが入ると言う大怪我を!
大きく腫れた唇では当然翌日からのスタジオの仕事は出来ません。
急ぎトラを立てて平謝り。大迷惑をかけてしまいました。
神様が自転車にはもう乗るな!と言っているんだわ!
それ以来私の辞書から自転車の3文字が消えました。
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