第48章 感謝
何かけじめがついたようでとても爽やかな気分です。
この流れを神様に感謝。音楽を目指してからとても素晴らしいスタッフ、友人にそして
パートナーに恵まれたことに心底感謝です。
特にパートナーの木戸は私の耳になってくれました。
スタジオやライブの仕事をお断りするようになってから、自宅での録音作業が増えました。
今や自宅でのデータのやり取りで、顔を突き合わす事もなく作業が完了してしまうような現場が増え、人と会うのが好きでスタジオが好きだった私は、こんな録音形態の変化を寂しく思っていました。ですが時間を気にせず、私の耳である木戸のジャッジの元で、納得いくまで作業の出来る 宅録システムにかろうじてついて来れた事に安堵している次第です。
人は一人では生きられない。
事ある事に水先案内人が現れ、私を適切な場所へと連れて行ってくれる。
迷ったら立ち止まってしまう私に、神様が遣わして下さったのでしょう。そう思っています。
そして、幼い頃に音楽と出会い、身体の一部と言ってもいいほど共に生きてきた日々は、キラキラと楽しいものでした。
好きな事をいつの間にか一生の仕事とする事が出来たのです。
自分自身が唯一無二の楽器であった事にも、もっと早く気付いてあげていれば、もっともっと身体をメンテナンスしてあげられたのかもしれません。
思うより早く、その寿命を迎える事となってしまったようです。
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