第33章 綺羅を奏でる
兄の死と番組のおかげでしょうか。生きとし生けるもの、万物の生命の尊さというもの、 日本の原風景に今まで以上に強く惹かれるようになり綺羅として、今アルバムを 発表できる事の意味を大事に受け止めなければいけないと思うようになりました。
年月を経て、歳を重ねて、ユニットとして活動するにはそれなりの役目というものがあるのだろうと大袈裟に考えるなら、私達がパートナーとなれたのもこの綺羅というユニットをするためでは
なかったのか、、と、私達にしか表現できない世界を描いていこうと決意しました。
それから綺羅の世界に思いを巡らせていると想像は尽きず次々とアイデアが浮かんできたのです。
〜〜綺羅を奏でる〜〜
そして2004年5月12日、
待望の初ライブは
タイトル<第一帖 兆し>
源氏物語にならってライブを一帖二帖と数える事にしました。
綺羅が動き始めたようだよ、、という意味を込めて<兆し>とし、チケットには香を焚き込め綺羅の印を、帰りにはほんの少し雅な余韻に浸ってもらえたらいいな、とステージには着物を飾りました。
2005年3月4日、5日
タイトル<第二帖 月祭り>
2nd album<悠久の翼>リリースライブ
浮世の喧騒から逃れて、別の世界に入り込んだような空気感を感じてもらいたかったので、スクリーンには大きな月を、、ステージにはさくらとひな祭りの牛車を飾ってみました。
ゲストに中国古筝の姜小青を招いて、、
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