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第21章 病の始まり
今やれる事全てを吐き出して、マンスリーライブでもテープを使ったアカペラなどを披露。
自分の声の渦に包まれる楽しさに寝るのを忘れてテープ作りに夢中になっていた頃、突然腹部に激痛が走ります。なんと卵巣嚢腫が出来てしまっていました。
すでにこぶし大の大きさ。マンスリーライブを控えていたため、直ぐに入院する事も出来ず1ヶ月様子を見ている内にどんどんお腹が膨れて来てしまい、ライブ前にはとうとう電車の中で妊婦さんと間違えられて席を譲られてしまうほどに、、、
衣装も合わなくなり急遽変更!なんとかライブを終えて即、入院手術に至った時には
囊腫はなんと3,8kgにまで大きくなっていたそうです。
危なかったです。悪性の一歩手前と言う事で1年間は薬漬け、吐き気との闘いでした。
この3rd Album< ENOUGH>のレコーディングで自分がどれだけ録音と言う作業が
好きかを思い知りました。
それは生でパフォーマンスする事よりも、自由に思い描いたサウンド地図が出来上がっていく過程を目撃する、裏方の作業に魅力を感じでしまったからでしょう、、
事務所の社長はそんな私を見通してか、プロデュースの仕事をしたらどうか、、と
おっしゃってくださいました。
当時はプロデュースなんて言葉、耳馴れず良くわからなかったのと、まだまだ私の中では歌う事が大好きで、歌う事で発した自分の声の中に、憧れの自分を投影していた所があったので考えあぐねていました。
そこへ飛んで日にいる夏の虫!その両方を満たしてくれるお仕事がすぐそばにあったのです。 スタジオミュージシャン!何?それ!
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