広谷順子
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第18章 Blendy

翌年1981年には2nd Album「Blendy」をリリース。
今回はLive活動に必要な要素となるPopな曲を中心にサトケンこと佐藤健さんの全曲アレンジで!
今は亡きキャニオンレコードの名Directorであったネコさんこと金子陽彦さんのご推薦でしたが、何とも笑顔の可愛い優しさいっぱいほっこりとしたムーミンみたいな雰囲気に、終始和やかムードで全てがスムーズに進行して行きました。
この時知った事は、アレンジャーによってファーストコールのミュージシャンが全く違うと言う事!
上原”ユカリ”裕、田中清司、高水健司、岡沢茂、宮下恵輔、今剛、矢島健、吉川忠英、鳥山雄司、 水谷公生、佐藤準、渋井博、他(敬称略)

そして人の声の魅力!どんな楽器よりも肉声はその存在感を放ち、 楽器では難しいテンションのぶつかりも声なら馴染んでしまう。
声は不思議!この時コーラスを入れてくださったのが梅垣達志さん、尾形道子さん。
デビュー前、ボイストレーニングに通っていた岡崎広志先生と一緒に、コーラスライブをなさっていた方で、六本木のライブハウスに招待して頂いた事がありました。
それはそれは大人なハーモニー。
男女2名づつの4声コーラスを眼の前で聞いたのは初めてだったのでいたく感動しました。しかも生まれて初めて降り立った夜の六本木!
二十歳そこそこの私にはあまりに大きくあまりに刺激的な街で自分が物凄く小さくなったような気がして(小さいんですが…(笑))目の前ががクラクラチカチカしたまま ライブハウスへ向かったので尚更でした。
まさか後々ミュージシャンとしてこの街でもお仕事するようになるなんて、この時は想像すら出来ませんでした。
その六本木のお店で、レコーディングが終わるとネコさんサトケンさんと 次の曲のアレンジについて話し合ったり、「これまで書いたことのなかったタイプの曲にトライしてみたら?」と参考曲を頂いたり、
こうして多種多様な楽曲のブレンドされた2nd Albumは 「ブレンディー」と言うタイトルになりました。 定かではありませんがコーヒーのBlendyはまだ発売になっていなかったと記憶しています。
それなのにアルバムジャケットには横になっている私のそばに ちゃんとコーヒーが置いてあるんです!不思議な偶然です。。

2nd Album
「Blendy」
1981年 release
  • 収録曲
  • SIDE A
  • 1.ブルー・レイニー・ステイション
  • 2.さよならは私から
  • 3.Memory by seaside
  • 4.Day Dreamin'
  • 5.水色の街

  • SIDE B
  • 1.微笑みに眠らせて
  • 2.ピリオド
  • 3.In My Heart
  • 4.笑って過ごしたら
  • 5.幕は閉じて
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